ねもとです。
住宅の断熱等級は2022年度新たに「5・6・7」が新設され、等級5はこれからの最低ライン、今後目指すべき高性能住宅のスタンダードは6~7の間と言われています。
それら等級を満たす住宅を造るにはグレードの高いサッシや断熱材等を使用するためおのずと断熱性も高まります。気密性は現場の職人さんの施工レベルによっても左右されるところですが、断熱性と気密性は住まう人の健康と直接関わります。
設計と仕様により求められるUA値(外皮平均熱貫流率)の基準は地域ごとに異なります。
参照:YKKAP 断熱等級5・6・7それぞれのおすすめ東京は6地域。断熱等級6をクリアするには「UA値=0.46」以下となります。
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ここからは住宅性能を少しちがう視点から。
国が推し進める断熱性能の数値は確かに具体的に比較できる点で明快で分かりやすい基準です。しかし、高気密高断熱住宅に必要なのはそれだけではなく、熱や日射をコントロールするということも必要です。
HEAT20とかG2、G3とかUA値とかに拘りすぎないこともそうですが、例えば南側の窓は大きくして他は小さくすることが絶対に正解とは言えず、住環境によって西側しか採光が取れない場合に「これは不正解の家だ」となってしまうわけです。
西日を上手く利用したり、遮蔽する方法はいくつかあるのです。
このように太陽の光や熱=自然エネルギーを取り入れて蓄熱したり日射取得や遮蔽、身体から出る熱、電化製品を使って出る廃熱なども上手に使えるとさらに省エネで豊かな暮らしができるのではないでしょうか。
電気を創るといえば太陽光発電。
東京都は大手HMから順次設置義務がスタートしますが、実際のところ都内の狭小地や住宅密集地での設置はあまり現実的ではありません。
建築条件が厳しい地域ほど、より住環境にあわせたプランニングで数字にとらわれすぎないことを意識すべきではないかと思うのです。
将来の資産価値という点では「認定住宅」は必須です。
国が推奨する数字で判断できる住宅性能と、熱や日射をコントロールすることで生まれるその家だからこその価値である部分の住宅性能と、それぞれのバランスを大切に計画をしましょう。
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