住宅購入における「登記」の話

ねもとです。

住宅購入には『登記』が必須です。
人生のうち『登記』に関わることは滅多にないのでなんとなく難しいことのように思えますが、住宅ローンやご自身の資産に大きく関わる重要なことので家づくりをスタートする前に知っておくと安心です。




【所有権移転登記】
所有権移転登記は不動産の所有権を証明するための登記で、
①不動産の売買を行うとき
②不動産を相続するとき
③不動産を贈与されるとき
などに行います。家づくりにおいては①=新たに土地を購入する際が多いですが、②も③も場合により該当します。

この登記の手続きは所有権を得て1か月以内に行わなければならないと定められています。買主個人で登記を行うことも可能ですが、トラブルも多い不動産の取扱いについてはやはり専門家である司法書士に依頼するのがお勧めです。

【建物の表題登記】
以前までは表示登記と呼ばれていましたが2004年6月「不動産登記法改正」以降は表題登記に名称変更されました。
表題登記は、不動産(土地・建物)において一番最初に行う登記で物理的状況を公示する登記で、
土地でいうと、その土地がどこにあり面積はどれくらいか、所有者は誰か、いつどんな理由で出来たか、など。
建物でいうと、どこに建てられたか、いつ建てたか、いつ増築減築したか、建物の構造や種類、床面積、いつ解体されたか、所有者は誰か、などが明示されます。

「建物表題登記」も建物の完成後1か月以内に申請が必要で、申請を怠ると罰則もあります。基本は土地家屋調査士に代行してもらうのが一般的。

【所有権保存登記】
所有権保存登記は、所有権の登記のない不動産について最初にされる登記
注文住宅を新築した時、新築建売や新築マンションを購入した時に行うことで、その建物の所有権が「買主」であることを明確にします。

【抵当権設定登記】
抵当権設定登記は、住宅ローンなどで借入した際万が一返済ができなくなったときのために土地や建物を担保とする権利である抵当権を設定するための登記
銀行は勿論タダでは融資してくれませんので必ずリスクヘッジを取るというわけです。


家づくりにおいて所有権保存登記と抵当権設定登記は住宅ローンを借りる金融機関から指定されることがあります。建物完成と工事代金の支払い、融資実行日との兼ね合いがあるため細かなスケジュール管理が必要になる場合があるためです。

また、表題登記にはかかりませんが、所有権保存登記と抵当権設定登記には『登録免許税』を支払う必要があります。そして司法書士や土地家屋調査士に登記の代行申請を依頼する場合にはそれぞれ手数料も発生しますので覚えておきましょう。

不動産は大なり小なりひとつやふたつトラブルがつきもの。
隣地との境界石が見つからない、境界位置の主張に食い違いがある、隣家の一部が越境して建築されている、、日常茶飯事とまではいきませんが、都内の住宅密集地では”あるある”だったりします。

家を建てるときに問題をきちんと解決して気持ちよく住める環境づくりもお手伝いいたしますのでお気軽にご相談ください。
尚、弊社では司法書士や土地家屋調査士のご紹介が可能です。早い段階でご紹介の有無を確認させていただきますのでご安心くださいね。
 
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【個性をカタチに、賢い家づくり。】
株式会社源工務店
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