ねもとです。
家づくりって何から始めたらいいのか、何が正解なのか分からないですよね。
源工務店のお家づくりロードマップでご案内しているとおり、まずは『後悔しないための賢い家づくり勉強会』へのご参加をお勧めしますが、その前段階としてご家族で相談すべき大切なことについてお話しします。
【15~30年後に訪れる両親の介護問題】
ご実家から離れた場所に住宅を購入する場合、なんとなく両親の将来について心配に思うことはありませんか?身内だからこそ話しづらいですが、日本には約600万人の認知症患者がおり将来的には65歳以上の5.4人に1人が認知症になると予測されています。
そして約600万人の認知症患者にはそれぞれ家族がいます。
人生100年といわれる時代に、65歳で認知症になればあと35年は介護生活。
もしくは、寝たきりになった場合は24時間介護が必要です。
さて”その時”が来たら、誰がお金を負担して、誰が介護を担いますか?
実家の老朽化で建替える、結婚や出産を機に新居を構える、家づくりのきっかけは様々ですが多くの方は終の棲家として家を建てます。15年後は子育てにお金がかかったり自分たちの老後資金の貯蓄をはじめる時期に差し掛かります。また、建物のメンテナンス費用がかかる頃でもあります。
子どもに心配をかけまいと多くの親御さんが「大丈夫大丈夫!病気や寝たきりになったら施設に入るから!」と言うことでしょう。しかし、具体的な内容ではないため万が一の際の資金は潤沢にあるのか等もう一歩踏み込んだ話し合いが必要です。
また、認知症と診断されると銀行口座は凍結され介護や医療に係る費用は勿論生活費も振り込まれる年金も引き出すことができなくなります。
日本の認知症患者が多い理由のひとつに「急速に進む高齢化」があり、実は、上記のような資産凍結トラブルが大変増えてお困りのご家族がたくさんいるのです。
将来面倒をみるために実家へ戻るのか、自宅で同居するのか、将来の家族の在り方によっては住まいの選択肢は限定されるかもしれません。
【実家はどうする?】
残念ながら人はいつか死を迎えます。
両親が他界したあと実家はどうしますか?ご兄弟がいればそれぞれどう考えているのかを早めに確認しておくとよいでしょう。これは両親の介護問題とも密接に関わる問題で、身内だからこそ揉めてしまう、話し合いができなくなるほど拗れてしまう可能性があります。
一番穏便に解決するには両親が健在のうちに遺言書を残しておくこと。
まだまだ元気で健康なのに死んだあとのことを考えるなんて..という気持ちはとてもよく分かりますがこれからも兄弟が助け合って仲良くしていくためには重要です。
【ライフプランシミュレーションの前に】
時に「お金」は人間関係を壊す凶器となります。
「両親の介護問題」「実家をどうするか問題」は15~30年後、ほとんどの方が家事に仕事に子育てに追われる日々の中で直面します。体力はもちろん精神的にも負担の大きい問題であり、もし家族で介護を担うとしたら自分の仕事は?生活は?..次々と新たな壁が立ちはだかります。
これらは”なんとなく”では乗り越えられず、家族だからこそきちんと取り決めることが大切です。夏休みに帰省のご予定がある方はお家づくりの前にぜひご両親と相談されてみてください。
相続や不動産に関するお悩みがある方はぜひお問合せくださいませ。
尚、源工務店ではマンションのリフォーム工事も承っておりますのでお気軽にご相談ください。
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【個性をカタチに、賢い家づくり。】
株式会社源工務店
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