関東大震災から100年。

ねもとです。

今年の9月1日は関東大震災から100年の節目。
当時、発生時刻が11時58分とお昼時であったことから、東京では、家屋の倒壊が多かった西神田・浅草・本所・深川を中心に大火災となりました。このことから東京の地震と思われている節がありますが、神奈川県~千葉県南部を中心に震度7や6強の揺れが広い範囲で観測されました。

30年以内に60~70%の確率で起こると予測される首都直下型地震。
災害大国である日本に住んでいるからには、突然やってくる「万が一」に備えておくことはとても重要です。
 
現在、上野の国立科学博物館にて企画展が行われています。
会期は11/26(日)と長いので、歴史を知ること、ご家族のルールを確認する意味でもぜひ足を運んでみてください。
 
私は先日地域で行われた防災訓練に参加してきました。




災害時の警察、消防、自衛隊による生活支援、電力会社や水道局等によるライフラインの提供、郵便局による連絡手段の確保といった様々な組織の取り組みを具体的に知ることができました。




また、当時の避難生活やがれきが散乱する街の様子を写真展でうかがい知ることができました。今では高層ビルが所せましと建ち並ぶ東京駅近辺もすべて燃え尽きて、多くの命、住まい、家財道具、資産..あらゆるものを失いそれでもなんとか生きていかなければならない複雑な思いが伝わってきました。

ある写真を見ると、ひとつの場所で多くの人々が避難生活を送るために背の低い障子で仕切る様子が。その写真のキャプションには「現代もほぼ変わらない方法である」旨が明記されていてとても考えさせられました。

死者14万2,807人、家屋の全壊12万8,266戸、全焼44万7,128戸、津波による家屋の流出868戸。現在のように耐震性や防火性といった住宅性能が法整備される前ですから大きな揺れに耐えられず、次々と火が燃え移り街中に延焼してしまいました。

マイホームを検討する方は目にしたことがあると思いますが、都内の多くの地域には「防火地域」「準防火地域」「新たな防火地域」と火に強い造りの建物にするようルールが定められています。火災が起きても炎が燃え広がりにくい都市づくりのために設けられた決まりで、過去に起きた災害を教訓として今の家づくりに役立っているのです。
 
尚、2022年度に新設された『断熱等性能等級5・6・7」、『HEAT20』や『G2、G3』、『住宅性能評価』『長期優良住宅』『認定低炭素住宅』『ZEH』という基準は住まいの暖かさ涼しさの快適性だけでなく、耐震性や耐久性、防火性も高めることが可能です。
 
これらの詳しい解説は、
後悔しないための賢い家づくり勉強会でお伝えしていますのでぜひ。


住宅は雨風をしのぐためだけの箱ではありません。
家族の安全や健康を守り、より豊かな暮らしを実現するための人生の器です。

建築費の高騰が続く中ですが、住宅購入の最適なタイミングは買おうと思った”今”であることは間違いありません。分からないことが分からない方もお気軽にご相談くださいね。
 
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【個性をカタチに、賢い家づくり。】
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