ハウスメーカー・工務店選びの「決め手」

ねもとです。

今回はハウスメーカー・工務店選びの「決め手」について。

家を建てた人のお話しやSNSの様子をみると「人」が一番の決め手のようですね。



誰だって、信用できない人に、安くても何千万円とかかる大きな買い物は任せられません。住宅展示場で初めて対応する営業マン=お客様にとってその住宅会社の顔 と認識するものですから、どれだけ高性能、デザイン性を謳っても不信感の募る対応が続けば気持ちよく家づくりには望めませんよね。

よく言われることではありますが、建築に携わる者として日常で色んな会社の住宅営業マン(ウーマン)と知り合う中で「この人は信頼できるな」と実感するポイント3つをお伝えします。
 

①他社を否定しない
実はまだまだいるんです。他社を否定して自社上げセールストークをする営業マン。とある住宅展示場に勉強を兼ねて見学に行ったところ、すすっと寄ってきた営業マンに「〇〇社が売りにしている断熱性能って大したことないんですよ。それに比べてうちは..」と資料を広げて説明が始まったのであっけにとられたのでした。
今やお客様の目は肥えて賢い方が多いですしソース不明の情報に惑わされる方の方が少ないのではないかなと思います。

その営業マンのやり方なのか、会社の方針なのか(そうだとしたら論外ですが)、人を選んでセールストークを変えているのか分かりませんがいずれも良い気持ちではありませんね。

各ハウスメーカー、工務店には得意・不得意があり、自分たちの希望に合う会社はどこかをお客様がお選びいただければよいのです。


②契約を急かさない
これについては一部例外があるかと思います。
例えば、
・お客様の「新居に入居したい時期」が迫っている場合
・お客様が国や自治体の補助金、助成金制度の活用ありきで計画をしている
・とにかくできるだけコストを抑えたい など

〆切が決まっている場合は計画を逆算して"遅くてもこの時期までに工事請負契約するのが目安です"というご案内をします。
また、国や自治体の補助制度には予算と受付期間が定められています。申請手続きと審査にも時間を要することと予算残りわずかとなると駆け込みが増えるためギリギリに申請すると補助を受けられない可能性が高まります。

そして昨今の建築費高騰は未だに続いています。従来からの問題である職人不足もあり、価格が下がる可能性は極めて低く「今」が一番お得に建てられることは間違いないと言えます。

そもそも上記の理由でも”うちの会社との契約”を急ぐ必要はありません。
決めるのはお客様でありお客様のタイミングがあるのですから、営業マンの「実はもうすぐ決算時期でして..」という話に協力することもありません。

それ以外の理由で「今契約してもらえれば100万円値引きできます」「キャンペーンで今だけ300万円サービスします」は、必ずどこかに落とし穴があります。
はじめから引いた価格を提示すればよい話しで、その数百万円は一体なんのお金か疑問が残ります。

契約するまでははやい対応だったのに、した途端..といった場合も残念ながらよく聞くお話しです。


③デメリットも丁寧に話してくれる
これって、営業マンとしてはものすごく怖いことなんです。
お伝えすることでお客様が離れてしまうかもしれません。しかし、どこからどうみても非の打ち所がない完璧なものってないんですよね。もしあったとしても手が届かない価格だったり。

例えば
全館空調は特に冷え性の方にとっては最っ高の設備なのですが、
・初期費用が高額
・メンテナンスがしにくく、故障したら数百万円の大工事になる
・電気代がかさむ
・乾燥する
このようなデメリットもあります。
設備類においてメンテナンス性は重要で、コストや交換に係る期間等現場のことも分かる営業マンに出会えたら奇跡です。

①と同様、それぞれの会社には得手不得手があり自社でできること、できないことを明確に話してくれる会社や営業マンだと安心してお任せできますね。


実際に家を建てた友人・知人の紹介であれば大きな安心材料となりますが、地道に住宅会社を探される場合には3つのポイントをぜひご参考に。。!

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